ひだまりろぐ

現在、育休中のフリーランス翻訳者が初めての子育てにてんやわんやしながら、英語力アップを目指す日々をつづります。

実家のサポートなしではじめての新生児育児-私たちがやってよかった対策①

出産、そして産後の新生児育児では、実家や義実家のサポートを受けられればベストですが、さまざまな事情で頼れない方もいると思います。

我が家の場合、私も夫も両親が遠方に住んでいて高齢のため、来てもらうのも、私自身が里帰りするのも難しい状況でした。

役所でも出産予定の病院でも、「誰にも手伝いに来てもらえないの?」「夫婦2人だけで新生児を育てるのは本当に大変だよ」と言われたため、何か対策を打たなければと思い、2人でいろいろと作戦を練りました。

今回は里帰りなし、実家のサポートなしで新生児育児をした私たちが産前産後にやってよかったことや使ってよかったサービスをご紹介します。

(あ、サポートなし、といっても、物理的に頼ることができなかっただけで、精神的には本当に支えてもらっています!)

産後に手配しようとしても、時間がなく、頭も働かないので、妊娠中の比較的体調のよい時期に検討して、申し込んでおくことをおすすめします。

 

ポイントは次の3つです。

1. 家事をできるだけさぼれる仕組みを作る

2. 産後、孤立しないように居場所になりそうなところを探しておく

3. ネット検索だけに頼らず、直接話して相談する

 

1. 家事をできるだけさぼれる仕組みを作る

宅食サービス

お弁当を家まで届けてくれるサービスです。作りたてのものを毎日常温で届けてくれるパターンと、冷凍のものを週1回などの頻度でまとめて届けてくれるパターンがあります。

産後は新生児のお世話で精一杯で、食事の用意をする余裕などありませんでした。そうなることを見越して、妊娠中に宅食サービスをいくつか調べてお試し注文をし、どれを利用するか決めました。

常温のお弁当を毎日届けてくれるほうがおいしいかな?とは思ったのですが、我が家の場合、夫が仕事で遅くなって急に夕飯がいらなくなることもあります。そうなると1食分無駄にしてしまうので、ある程度保存がきく冷凍弁当のサービスから選ぶことにしました。

最終的に日清医療食品の「食卓便」というサービスに決めました。栄養バランスもよく、分量もちょうどよいと感じたからです。

ただ、分量については、ボリュームたっぷり!というわけではないので、よく食べる方には若干物足りないかもしれません。こちらのサービスに限らず、分量やメニューについては好みがあると思うので、やはり数日分だけ試しに注文して、実際に食べる人の意見も聞いておきましょう。

うちはこの冷凍弁当+納豆+インスタント味噌汁+ご飯(まとめて炊いて冷凍しておく)で毎日の夕食を乗り切りました。

娘は生後2~3ヵ月まで抱っこしていないと泣くタイプだったので、買い出しどころか食事の準備などとてもできる状態ではありませんでした。レンジでチンすれば栄養バランスのとれたあたたかいおかずが食べられるのは本当に助かりました。最初は1ヵ月間くらい利用する予定でしたが、結局3ヵ月間お世話になりました。

 

生協の定期便

牛乳や食パンなど決まって消費するものを登録しておくと、自動的に毎週配達してくれるサービスです。生協に加入する必要があります。

うちは食パン、納豆、ヨーグルト、スライスチーズなどを登録し、自動的に届くようにしていました。何も考えなくても届き、ストックを切らす心配をしなくてもいいのでとても楽です。

産後は、この「何も考えなくても」「自動的に」というのが本当に重要です。体だけでなく頭も働かないうえに、慣れない赤ちゃんのお世話について考えることがいっぱい。「食材を買い足すくらいなんともないでしょ」と産前は思うかもしれませんが、そのちょっとしたことに頭を使うのが想像以上に大きなストレスになります。自動化できることは自動化して、頭と心を休めましょう。

生協にも地域によっていくつか種類があり、サービスや商品のラインナップが異なるので、これも妊娠中に調べてお試し注文をしてみるのがおすすめです。うちは「おうちCO-OP」を選びました。妊娠中から3歳未満の子どもがいる場合は、宅配料が無料になるのがありがたいです。

新生児期を乗り切った後も買い物はなかなか大変です。今は定期便以外の通常の注文も含め、生協をフル活用しています。メインは生協を利用して、買い忘れや足りないものがあればスーパーやドラッグストアで買い足すという方式にしています。離乳食関連の商品も充実しているので、1歳になった今も大変お世話になっています。

 

食事の用意と買い物はこんな感じで乗り切りました。その他、掃除と洗濯は主に夫(2週間ほど仕事を休んだ)が担当してくれました。うちはたまたま近所にコインランドリーがあったため、雨の日はそこも活用していました。ただし、掃除はそれほど熱心にやっていませんでした。赤ちゃん周りさえきれいにしておけば、あとは少々散らかっていてもよしという諦めも必要かと思います。

大切なのは産前の比較的体調が安定している時期に役割分担を決めること。パパがやるのか、ママがやるのか、外注するのか。外注するならサービスを調べて、お試しプランのようなものがあれば実際に使ってみてください。個人差はありますが、産後は体だけでなく、想像以上に頭が働きません。できるだけ産前にシミュレーションしておきましょう。

こうしたサービスに頼ることで、普段より多少お金がかかるかもしれません。ですが、これがずっと続くわけではありません。産後のお母さんは満身創痍です。自分では大丈夫と思っていても、出産でかなりのダメージを受けています。我が家では、できるだけ早く回復し、これから続く育児を乗り切っていくための臨時の必要経費ととらえてこうしたサービスを利用していました。

 

今回は新生児期を夫婦2人で乗り切るためにとった「1. 家事をできるだけさぼれる仕組みを作る」方法をお伝えしました。

 

同じような状況にあるお父さんお母さんのお役に立てれば幸いです。

 

「2. 孤立しないように居場所になりそうなところを探しておく」「3. ネット検索だけに頼らず、直接話して相談する」についてはまた今度お伝えします。